FSグリッド

床版をFRPで補強する国内初の工法

床版下面からの補強で交通規制を大幅に低減します。
深刻な損傷も延命し、軽量FRP製で人力施工が可能。既存床版の活用で廃棄物やCO₂も削減でき、環境負荷の低減にも貢献します。
※本製品は㈱IHIインフラシステム社との共同開発品です。

コンポジットプロジェクト室

化成品事業部では、当社の研究開発部門である「コンポジットプロジェクト室」と連携し、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)をはじめとした新素材・新製品の開発や、各種プロセス改良にも取り組んでいます。
環境方針
  1. 環境への配慮
    交通規制による渋滞の発生を抑えることで排気ガスの削減が図れるだけでなく、撤去が必要となる床版などの産業廃棄物の削減にもつながります。
    また、施工に重機が不要となるためCO₂削減に寄与します。
  2. 環境意識の向上
    環境教育を通じて環境意識を高め、環境問題に関心を持ち、その改善を図ります。
  3. 環境法令等の遵守
    環境保全に関する国際的な規制、ならびに国・地方自治体などの地域協定、当社が同意するその他の要求事項を順守します。
製品の特長
著しく傷んだ床版の延命化を実現する革新的技術
FSグリッドでの補強をおこなうことで床版の損傷進行を抑制し、床版取替までの期間を延長することができます。FRP製補強部材により曲げ・せん断に対する補強が可能で、ひび割れや角落ちなど幅広い損傷に対応できます。軽くて腐食のないFRP素材により、長期的な安定補強と延命効果が期待できます。
スムーズな交通の流れを守る施工スタイル
従来の床版取替工法では、大規模な交通規制(通行止めや車線規制)が必要となり、道路利用者へ大きな影響を及ぼしています。一方でFSグリッドは床版下面に補強材を設置するアンダーデッキ工法を採用しているため、交通規制をおこなわずに施工が可能です。これにより、工事期間中における利用者への影響を最小限に抑え、快適な道路環境を確保します。
必要な場所だけに柔軟なアプローチ
床版の損傷が橋梁全体ではなく、限定的な範囲にとどまる場合は、損傷箇所のみを対象にFSグリッドを設置することが可能です。部分的な設置でも十分な補強効果が得られ、死荷重の増加を抑えることができます。必要な範囲だけに設置することで、材料費や施工費を削減でき、経済性にも優れています。また、繊維シートや鋼板接着で補強された床版が再劣化した場合にも効果があります。
スピーディに叶う安心と安全の両立
特別な技術を必要とせず、現地での計測後に速やかに施工を開始することが可能です。そのため、緊急時にも迅速な対応ができ、早期に安全確保ができます。施工手順が床版取替工事と比較して簡素化されているため、工期の大幅な短縮を実現できます。加えて、高い補強効果も備えており、長期にわたる安全性の維持が可能です。
関連動画
SFグリッド
FSグリッド設置手順
引抜成形

繊維配向のコントロールにより、
強度を向上させた
CFRP引抜成形プロセスを開発

床版下面からの補強で交通規制を大幅に低減します。
深刻な損傷も延命し、軽量FRP製で人力施工が可能。既存床版の活用で廃棄物やCO₂も削減でき、環境負荷の低減にも貢献します。
※本製品は㈱IHIインフラシステム社との共同開発品です。
システムの特徴
炭素繊維の配向コントロールによる物性向上
量産性が高く、同一断面の連続成形が可能な引抜成形。複雑な断面や閉断面の成形も可能です。
クリモトでは、炭素繊維による引抜成形を開発し、さらに繊維配向をコントロールすることで、軸方向の物性だけでなく、円周や斜め方向の強度を向上させるプロセスを開発しています。
成形品
引抜成形品
長年にわたりガラス繊維を使用した引抜成形品を量産しています。この技術・ノウハウを活かして、新たに炭素繊維とエポキシ樹脂による引抜成形品の生産に取り組んでいます。
また、さらなる技術開発として、軸方向以外の強度を向上させるために、繊維配向コントロール技術の開発を進め ています。
 
引抜成形の成形断面例
引抜成形は、軸方向に同一断面の成形品を連続して成形することが可能です。成形の断面は、パイプ断面、四角断面、その他異形断面にも対応します。

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